Albero. jazz nightありがとうございました!
8月24日(金)
第3回Albero. jazz nightでした。
もう一週間経つんですね・・・早すぎる・・・
そしてご報告が遅すぎて申し訳ありません。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!
実はこのライブではサプライズ企画がありました。
お恥ずかしい話ですが、私、大マメが歌ったんです^^;
今まで人前で歌ったこともなく、上手いわけでもないのに
一緒に歌わせていただいた曲は
クラプトンの「Tears in Heaven」
私の強いリクエストで実現しました。
この曲は、大切な人を亡くした悲しみを乗り越えて強く生きる
という思いが込められています。
私自身、今もって癒され続ける大切な一曲です。
ブログを読んでくださっている方は分かっている方も多いでしょうが
大マメはアルベロ.を始めるまで25年看護師一筋で生きてきました。
その間いろんな方の人生の最終章をともに歩ませてもらい
お見送りをしました。
辞めたことをもったいないと言われることも多いのですが
私にはまったくそういう気持ちはありません。
でも自分が看護師であるという気持ちはたぶん、一生涯持ち続けるでしょうけど。
ただ一つ、
今までの自分の仕事の集大成といえるほどに関わった方から
強く希望されたにも関わらず、ずっと自分を呼んでいただけたにも関わらず
お看取りをすることが叶わなかったこと、
それだけが私の心残りです。
今もその方やご家族の声が聞こえてくるように
鮮明な記憶が蘇ります。
誰も知らない、私とその方とだけの思い出もあります。
「生きる」とは何か
その方にとって「生きている証」となる大切な部分はどこにあるのか
心の底にある本音を捉えて、最大限の努力をして
信じられないほどの笑顔に出会えた瞬間が
私の人生のタカラモノです。
タカラモノは、簡単には手に入りません。
想像を絶する苦しみや辛さも
誰にも理解してもらえない孤独な戦いも経て
勝ち取るものです。
だからこそのタカラモノです。
どんな人も、大切な人を失う悲しみに出会います。
でも、残された私たちは、どんなに苦しくても
どんなに悲しみに押し潰されそうになっても
生きて生きて生き抜いていかなくてはなりません。
強く!強く!強く生きる!!
その思いを私はこれからの新たな決意として
この曲に込めて、メッセージを送ろうと思ったのです。
ピアノとソプラノサックスによるアレンジで構成された
まったく新鮮な「Tears in Heaven」となりました。
私はリハのときから、岡村さんのサックスを聴いて心で涙を流していました。
そのぐらい素晴らしい音色でした。
そしてライブ終了後、うれしいメールをいただくことができました。
現在高校3年生の女の子がライブに参加していたのですが
その子を連れてきてくださった方からのメールです。
「小学6年のときに私の友人でもあった母親を癌で亡くし、昨年たった一人の弟も癌で亡くしました。
いろいろな迷いを抱えて苦しんでいるときに、この歌を聴いて
これからの大きな決意ができたようです。本当にありがとうございました。」という内容でした。
下手くそな私の歌でも、何かを感じ取ってもらえたこと
ほんの少しでも、生きる勇気を与えられたのなら
こんなに嬉しいことはありません。
私の方が感謝です。
人生の喜怒哀楽を音楽で表現し、誰かに伝える術を持つことは
本当に大きな力ですね。
そのためにも考えられること全てを行動に移していきたいと思っています。
人生に無駄はない。
こんなちっぽけな・・と思える一つ一つを大事に生きよう、そう心に誓った8月24日でした。
by albero-yf
| 2012-08-31 22:02
| お店のこと